なぜ、タスク・マネジメントが必要なのか?
タスク・マネジメントとはどのようにすればよいのか?
これは多くの人が社会人になって、仕事を始める際にぶつかる課題である。中には、学生時代からきちんとこなしている人もいるとは思うが、かなり稀だと思う。多分にもれず、ぼくもタスク・マネジメントの壁にぶち当たっている。
では、なぜ社会人になった瞬間にタスク・マネジメントが求められるようになるんだろうか?
それはクオリティおよびスピードのminimumラインが設定されるからである。
確かに学生時代においても、課題やテストでは、内容を評価され、〆切を過ぎれば受け付けてもらえないという意味で、クオリティとスピードを求められてはいた。しかし、それは基本的には加点方式で、やらなくても減点されることがないという意味で、minimumラインは存在していなかった。
それが、社会人になると一変する。要は、クオリティやスピードが期待値以下だと、どんどん減点されるのだ。それによって、仕事を与えてもらえなくなり、出世コースから外れ、会社の隅っこに追いやられる。
確かに、プラスαの成果を出せば出すほど評価してもらえるという意味では、加点評価なのかもしれないが、それはminimumラインをクリアした後の話である。
そう、社会人にとっては、minimumラインは必達であり、それができなければ、そもそもスタータラインにすら、立てないのである。
そんな中で、コンスタントに結果を出すためには、それに向かって、必要なタスクを、適切なタイミングでこなす、というタスク・マネジメントの能力が必要になることは言うまでもない。