タスクマネジメントはビジネスパーソンとして期待されるminimumラインをコンスタントに超えるためには必須のスキルとなってくる。
では、いかにタスクをマネジメントすればよいのだろうか。これが簡単なようで、難しい。
ちまたでは、仕事術の本(スピード仕事術、整理術、手帳の使い方、etc...)で溢れている。なぜなら、みんな興味があって買ってはみるが、結局できないので、新しい本をまた買ってしまうのである。仕事術のノウハウへの需要はとどまることをしらない。
はてさて、ではなぜそれがうまくできないのだろうか。ご多分に漏れず、僕も「本は読めども実践できず」派なのですが、原因は一貫性がないことと、継続性がないことにあると思う。
要は、本で書かれている仕事術は、その内容すべてをトータルで実践できて初めて意味があるもので、部分的にやったとしても、効果は少ない(場合によっては、慣れないことをして時間をくうだけ)。
その上、無意識に使えるようにならないと、使えるといえるレベルのものにならないのだが、効果がでないので、継続できない。なので、結局、知識だけで終わってしまう。
つまり、タスクマネジメントを身につけるには、習得できるまで根気良く継続し続ける(もちろん習熟するための学習が必要)か、もしくは別のもっとシンプルな方法を実践するか、である。
別のシンプルな方法とは、一日の初めに、「その日一日のスケジュールに作業時間も含めて、タスクを落とし込む」ことである。たったこれだけ。だが、これだけでも全然違う。
タスクマネジメントで重要なのは、「予測」できるからどうか、である。
仕事をする上で大切なのは、期限まで求められるクオリティのアウトプットを出し続けることである。そして、そのためのタスクマネジメントである。
自分の能力であれば、その仕事をどれだけの時間で終わらせることができるのか、これを把握しているかどうか。そして、期限までにどれだけのタスクをこなす必要があるのか。それが「予測」できれば、かなり先回りできる。
目的をコミットする時も現実的かつチャレンジングな目標を適切に設定できるし、もし緊急で対応しないといけないことが入っても、必要な分だけ他の人に依頼すればいいのである。
そうすれば、多くの問題は解決される(僕は実際に解決されています)。単純過ぎて、それだけで何が変わるんだ、と思うかもしれないが、まず第一歩として、これほど有効なものはないのではないかと思う。